2011年4月9日土曜日

休むに似たり

私がずっとお世話になっている阿佐ヶ谷の美容院。
震災の次の日から通常営業をしていたそうだ。
それを聞いて私がすごい!と感嘆すると、
「いや別に、みんな近くに住んでるし、あんまり何も
考えないで開けてたよ」とのこと。
スタッフ間で話し合って決めたとかでもなく、
本当に普通に開けていたという。

そういう本人は一番遠くに住んでいて、震災の日は
自転車を借りて2時間かけて帰ったそうだ。

予約が入ってる。だから開ける。
やっぱりしばらくはお客さんは少なくて早じまいする事も
あったそうだが、予約をずらしてもらうとかは考えない。



考えないこと。
それは本当に何も考えていなかったらできないことだ。
考えて考えてそれでも答えを出せなくて、
やっと出した答えが正しかったのかとまた考え続ける私から
みたら、とんでもない強さに思える。

私が今考えている事が正しいのか間違っているのか、
分かるのはずっと先の事だろう。
その答えを知るために考える訳ではない。
考えて答えを出すプロセスの中で、曖昧でふにゃふにゃした
自分の中から輪郭が見えてくるような気がするからだ。
弱い自分を克服しようとする手段なのかもしれない。


…あと、暇なのかもしれない。


今日は都心で花見。
あんまりの強風で誰も来てないかと思ったら、びっくりする程集まってた。

あんま考えないで集まったんだろうな。

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