2011年5月8日日曜日

ソープ奥さん

4年ぐらい前から、全身を石けんで洗っています。
きっかけは、雑誌かなんかで読んだ
「頭のてっぺんからつま先まで、石けん一つでOK」
というシンプルさに惹かれたのと、夫が軽いアトピーだったから。

今では家の中にある合成洗剤はお風呂とトイレの洗剤だけです。
これもゆくゆくはなくしたいと思っています。

石けんにしてから肌も髪も調子いいし、
いつもお湯でお皿を洗う割には手荒れもしてません。
始めはブツブツ言ってた夫も、アトピーがきれいに
治まったので何も言わなくなりました。
(石けんのおかげとは言い切れませんけどね)
石けん生活、とても気に入っているので
この先もずっと続けて行くと思います。
というか、続けて行こうという決意も必要ないほど
生活に馴染んでます。

かと言って誰にでも勧めるわけではないですが、
生活を見直そう!という風潮の今、「石けんいいよ」と
小さい声で勧めてみます。
でも、説明は長いです。

ご興味のある方はどうぞ。↓




まず、洗剤を全て石鹸にしてとにかく一番いい事は、
買う物が少なくて済む、という事です。

うちの場合、家中の「洗う」という目的に対して、
基本的には石鹸・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ
だけでほぼ全て済んじゃいます。

実際には、洗濯には粉石けん、食器洗いには液体石鹸、
お風呂には成分のいい高い石鹸、と使い分けているので
種類はそんなに少なくないですが、それでもそれぞれの
用途に合わせて合成洗剤を揃えるよりはずっと少ないし、
ゴミの量もかなり減らせます。
それに、例えば食器用の石けんを切らしても洗濯用の
石けんで代用できたりするので、ストックもそんなに
たくさんいりません。

実際どんなものをどんな風に使っているのか、
場所ごとにご紹介します。


お風呂編

頭のてっぺんからつま先まで、石けん一個です。
濡らした髪に石けんを直接こすりつけて泡々にして洗います。
その泡で顔から首ぐらいまで洗っちゃいます。えへ。
シャンプーを顔につけないように、とか気にする必要がないので
ほんっとに楽ちんです。
あとは石けんで髪を洗うとキューティクルが開いてしまうので、
クエン酸でしめます。基本的にはそれだけです。
若干髪がパサつくので、お風呂上りに椿油を2滴ぐらい
伸ばしてからドライヤーしてます。

↓今使ってるもの

・固形石けん
液体石けんだと泡立ちがいまいちです。お風呂には断然固形。
石けんのベースの油脂はオリーブ、パーム、ココナツなど色々
ありますが、髪質や肌質で合う/合わないが分かれます。

とにかく種類が多いので、合うものを色々試すしかないですが、
私の髪にはコールドプロセス(低温製法)、しかもパームベースの
ものが合っているようです。

オリーブだとどうも髪がべたついてしまってあまり合いません。

・クエン酸
スーパーのキッチンコーナーで買った袋入りのクエン酸を、
200mlのボトルに小さじ2杯ぐらいを水で薄めて使ってます。
この割合はかなり適当です。
洗面器のお湯に2〜3プッシュ溶かしてザバーっと
頭からかぶります。シャンプーブラシで馴染ませたら
お湯で流します。それだけでつるっとします。
クエン酸の袋なんて1年に1袋ぐらいしか買わないので、
コスパの高さったらもう。

・オーブリーオーガニクス GPBコンディショナー
クエン酸だけでもいいのですが、しっとりまとめたい時には
これです。独特の匂いがしますが、仕上がりの素晴らしさは
すごい!です。つるつるさらさらです。
気合の入った100%天然由来の成分(しかもオーガニック)
ですが、普通のシャンプーの後に使ってもかなりgoodです。

・オーブリーオーガニクス ブルーカモマイルシャンプー
固形石鹸よりシャンプーがいい、という夫のために
用意してます。こちらも100%天然由来の石けんシャンプー
ですが、石けんにしては泡立ちも良く、合成シャンプー
からの切り替えにはお勧めです。


洗濯編


うちは無印で買った10年もののドラム式洗濯乾燥機ですが、
ドラムに洗濯物を入れたら、その上に直接、粉石けんを計量
スプーンで一杯、ドサっと入れるだけです。
ドラム式の場合、泡が立ち過ぎると叩き洗いができなくなって
洗浄力が落ちるので、泡立ちすぎず、泡立たなすぎず、が
ベストです。
この泡立ち具合は洗濯物の量や汚れ具合、水の温度、地域ごとの
水の硬さでも変わってくるので、毎回ちょっとずつ石けんの量を
変える必要がありますが、同じ洗濯機をずっと使っていると
そのうち勘が働くようになります。
洗濯途中でちらっと覗いて、泡が殆どないようだったら、
洗剤投入口から液体石けんとお湯を少し足します。

ちなみに私も夫も、タオルなんかはゴワっとした
感じが好きなので、柔軟剤は使っていません。
バスタオルをふんわりさせたい時は乾燥機にかけます。

石けんで洗ったものは虫がつきやすいそうなので、
衣替えの時だけエマール使ってます。

※石けんにもだいぶ慣れた夫ですが、洗濯だけは
要領が分からないようなので、石けんにして以来
洗濯だけは100%私がやってます。

使っているもの↓
・粉石けん 暁ローブ
洗濯用に、アルカリ剤が配合されてます。
粉飛びしなくて扱いやすく、洗い上がりもきれいです。
石けんかすが残る事も全くありません。
そしてなにより、安い。いつも10kg買ってます。
アルカリ剤が入っていないものなら、粉石けんでシルクや
毛も洗えちゃうんですよ。


キッチン編

石けん生活に移行するのに、キッチンが一番簡単です。
泡というか灰汁みたいなものが残りやすいので、
ためすすぎはできませんが、慣れればどうという事はないです。
合成洗剤に比べてちょっと滑りやすいので若干注意が必要。
こげにはアクリルたわし(アクリルの毛糸を編んだもの)
が良いです。
お料理する前に手を洗うのも同じ石けんで済むのも良い。
ふきんを洗うのにも使ってます。

↓使っているもの
・Mマーク台所用液体石けん
「Marks & Web」なら知ってる人も多いと思いますが、
同じ松山油脂です。こちらのMマークは洒落っ気には
欠けますけども、質実剛健。泡立ちも泡切れもgood。


お掃除編


これは石けんじゃないですけども。
「セスキ炭酸ソーダ」というものを使ってます。粉末です。
スプレーボトルに小さじ2杯ぐらい入れて、水で薄めます。
これまた持つんだ。コスパ良すぎ。

これはね、ほんっとうにすごいですよ。
思わず太字にするぐらい。
キッチンの油汚れ、壁の黒ずみ、窓ガラス、床拭き、
およそ家中の汚れに使えます。しかもピカピカになります。
軽い汚れの洗濯ものにも使えます。
でも私が一番重宝してるのは、ちょっと言いにくい
ですけれども、洋服なんかについた血液を落とす時です。
これをちょっとスプレーしておけば、んもうきれいさっぱりです。
そして、無味無臭。万が一口に入れても平気。
手も荒れないのでよほど肌が弱くなければ手袋もいりません。

私が使ってるのは↓
・アルカリウォッシュ
そんなに商品がたくさん出てる訳ではないので、
私はこれしか知りません。最高です。


はああああああ、無駄に情熱がほとばしってしまった。
以上でございます。
って、ここまで読む人が果たしてどのくらいいるのか
知りませんが、石けん、ほんとにいいですよ。
興味を持った方は、是非コメントでもメールでも
直接でも声かけてくださいね。

3 件のコメント:

  1. すみません!私も情熱がほとばしってしまって!
    アネットの3billで挨拶させて頂いた者です。
    うちもほぼそんな感じの生活ですが、セスキ炭酸ソーダは
    女性には欠かせないかと。便利すぎますね!

    私はどちらかというと生物分解率の方を優先してしまいますが
    お肌のためにも石けんよいですね〜。髪の毛の椿油はなるほど、と
    参考になりました!

    sumire

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  2. sumireさん

    お!もしかしてドイツからコメント頂いてるのかしら?
    玉井くんから聞いてますよー。
    「どちらかと言うと生物分解率を優先」なんて、
    なかなかさらっと言える事じゃないですよ!
    かなりの石けん上級者とお見受けしました。

    今度是非情報交換しましょう!

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  3. はは。聞いていらっしゃいましたか。

    今はドイツやらベルギーやらをうろちょろしております。

    今度ぜひに!

    sumire

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