2011年5月24日火曜日

お金の話

最近、二人の知り合いから立て続けに「ギャラ」について質問された。
あなたは、どうやってギャラの設定をしてる?と。

一応、こういう場合はいくらもらっている、と答えはしたけど、
私とて明確な基準があるわけではない。
そもそもお金の話が全般的に苦手だ。



「ギャラ」とはつまり「自分の値段」だ。
それは、人によってではなく、自分でつけるのが理想だけど、
なかなかそうもいかない。

それに、ギャラが良くたってやりたくない仕事はあるし、
ノーギャラでもいいからやりたいと思う事だってあるので、
一概に言えないのだ。

でも、「ギャラ」という単語を初めて教えてくれたダンスの
師匠の言葉は、「ギャラ」という単語とセットで覚えている。

「ギャラの値段って言うのはね、自分で『このくらいかな』
と思う金額に1割か2割ぐらい乗せた額を相手に伝えるの。
ちょっと多いぐらいのお金をもらう事にして、
その金額に見合うように自分を上げていくの。
そして、一度決めた自分の値段を下げてはいけない」
という事。

師匠はダンサーとしてのキャリアをアメリカで始めたので、
そういう感覚が自然に身についていたのかもしれない。
なかなか師匠の言うように事は運ばないけれど、
「自分を安く見積もらない」というのは、
心構えとして大事だなぁ、と改めて思う。

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