時間

次回大人ディスコあけみで再演するために、あけみvol.4のDVDを見ました。

（大人ディスコあけみvol.7 「喝采」は2月15日（金）ですよー！さあ手帳にメモメモ。）

たった9ヶ月前の事なのに、自分の踊りが今と全然違うように見えて驚いたこと。
まず、元気。
ようそんなに張り切りますな、ってぐらい元気で、今同じぐらい元気に踊れと言われてもできない気がします。

そして、痩せてる。デュオ相手の鎌倉さんに出来るだけ負担をかけないようにとギリギリまで体重を落としたのです。

いや、これを再演するので今だって体重は軽いに越したことはないのだけど、果物と豆腐とカロリーメイトばっかり食べてストイックにダイエットしてたあの時と同じようには今はできない気分。

さらに、踊りに対象がいない。
誰のために、何の為に踊ってるのか自分でわかってない。って事が今はわかる。


多分他の人が見ても殆ど分からない程度の差だとは思うけど、私には違いがよく分かるのです。

良いところも悪いところもあり、こんな風に思い切り良く動けたらいいと思う反面、こんな風にはもうできないとも思います。
9ヶ月の間に失ったもの、得たもの、どちらもあるけど、とにかくもうそこには戻れないという事をDVDを見ながらしみじみ思いました。

日々の生活。日々の選択。

時の流れ。





毎年同じカレンダーを買っていましたが、今年は買いませんでした。
そーだ、たまには自分で作ろう、と思ってものすごい適当なカレンダーを作りながら、ふと気がついたら、今年の夏以降予定がないのです。

まことクラヴで公演する場合、早い時には2年近く前から決まる事もあり、この数年はいつでも先の予定が決まっていました。
今進めているプロジェクトもなくはないのですが、日程も何も決まっていません。

今私のスケジュール帳は5/25以降の予定がありません。
（ソロ公演は5/23〜25ぐらいで考えてます。さあ、手帳にメモメモ！）

こんな事ほんとに久しぶり。それこそ何年ぶりです。
（何か忘れてるだけ…だったりしないといいけど）

じゃあ、と思ってカレンダーは6月分までしか作りませんでした。
そこでまたふと思いました。
もし、6月30日で死ぬとしたら。
私の人生はそこで終わるとしたら。

この半年の間にやりたい事、やらなきゃいけない事、全部やってやろうと思いました。
半年では達成し得ない事もあるかもしれない。
2年、5年、10年のスパンで見ないとたどり着けないところもあるかもしれない。
それは分かった上で、私の人生は6月30日まで。
そう思いながら新しい年を過ごしています。
そう思うと、やるべき事、やらなくてもいい事がはっきり見えてきます。
一日の過ごし方も変わってきます。


そこでまた一つ思った事。

私は、ほんとに何をするにも時間がかかる。
例えば今日なんてすでにとっぷりと日が暮れているけど、起きてから今までに為した事の少なさといったら…。
少し仕事をして、メールをいくつか返信して、お手紙を書いてプレゼントを用意しました。
あとはちょっとぼーっとしながらこの先ソロで使う曲を聞いたり。
思いついた事をメモしたり。
一日の間にメモする分量はものすごく多いです。ほぼ読み返す事のないメモだけど。

そして朝から何も食べてないし、一歩も家から出ていません。
それだけでほぼ一日が終わろうとしています。

いや、これから無理やり一つ展示を見に行こうと思ってますけど。
5時には家を出ようと思ってたのに、すでに7時。

例えば孫正義とか、そういう人に比べたら私の一日の密度と言ったらそれはそれは薄いと思いますが、私には私のペースがあるんだな、と最近つくづく思います。

2013年の東京において、私は超スローです。
そんな事言ってられない状況も多々あって、徹夜で何かする事もしょっちゅうなんだけど、そういうのは大抵ものっすごい嫌だな、と思ってます。
明治？江戸？どっかの南国の島？
私の体内時計はそのぐらいの時間の経過なんじゃないかと思います。

今日私が為した事はほんとに少ない。
けど、ムダにした時間はないと自信を持って言える。
今、この文章を書いている時間も。

それでいいや。

と、38歳を目前にしてやっと思えるようになったのです。
遅いな。
けど、それが私のペースなのです。