2012年5月6日日曜日

石巻通信 追記

昨日のブログを自分で読み返したら、「興味本位で遊びに来るな!」と言ってるみたいに読めたので、少し追記します。


普段は陽気で明るくて冗談好きの友人が、
「被害の大きいとこ行くとね、みーんな写真撮ってるよ。パチパチね。」
と言った時の表情にほんのり苦いものを感じてしまったのであんな書き方になってしまいましたが、本意はそこではないのです。


初めて自分の目で津波の傷跡を見るとそりゃビックリしますが、それはすでに起きてしまった「過去」であり、これから乗り越えて行くべき現実です。
被災地に行くなら、過去ばかりでなく、そこから立ち上がろうとしている未来に目を向けて欲しいなと切に思うのであります。


1月に訪問した時と今回とで、街の様子はそれほど大きく変わってはいませんでした。
前回、一番最初に目に入った大きくひしゃげた電光掲示板もまだそのままで、相変わらず胸が痛みました。そしてやはりインパクトがあります。

反対に、前には何もなかったところに建物が建設中だったり、閉じていたお店が改装してオープンしていたり、インパクトはなくとも小さな変化があるのも事実です。


街の人に話を聞けば震災の事を語ってくれると思いますが、その過去の話にとらわれすぎず、その小さな変化や進化を一緒に喜べたらいいなと思います。

テレビで見たよりもきれいだとか、あそこにあんなものが出来てるだとか、そういう人の営みを眺めるつもりで歩けば、楽しく嬉しく歩けると思います。


実際、ほんの半日の滞在でしかなかったのに、私は随分とエネルギーをもらって帰ってきました。今こんなに進化している場所もそうないと思います。
未来の芽を見つけるつもりで、私ももっと色々な場所を訪れてみたいと思います。


石巻はとりあえずお勧めですよ!寿司うまいし。


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